Love, from Brooklyn / ブルックリンからの音
Good morning, friends!
The wether in NY has been really beautiful for the past few days.
Time did fly, and we only have 3 days left before our crowdfunding project ends.
I tried two sets of projects - one in the US and one in Japan-
and we had total of 105 days to raise the budget for this film.
Honestly, It felt like a LONG LONG journey.
Although we haven’t even started filming the main segment yet, I’ve been through so much to get where I am now.
Everything started last year from scratch, and I spent a lot of money from my saving + a countless amount of time, all in the hope to have this film come out in the best way possible.
It’s not easy to face myself and build up ideas, but the most challenging part of the process for me was to communicate my concept with other people.
You can’t expect others to fully understand your thoughts without a good bit of explanation.
The whole process taught me my weaknesses and my strength.
My heart went up and down each day, but I know things are moving forward.
Lastly, let me finish the post with my concept for the film.
おはようございます。 NYは快晴、カラッとした暑さと爽やかな風が混じり合う心地良い天気が続いています。
クラウドファンディングの終了まであと3日となりました。
Campfireをスタートしたのが5月31日の45日間。 アメリカで始めた別のCF、iIndiegogoは3月17日の60日間。
長い長い旅に出かけているようでした 旅の終着点は今週末に。そして8月から非日常への道しるべ、イビサへと向かいます
この映画制作のために、去年1年間。自己資金を注ぎ込み小さな芽を育ててきました。この映画をきちんとした作品に仕上げたい、そんな思いからCFでの資金調達を始めたのが今年2018年。
何回文章を書き直したでしょうか、 何回翻訳を作り直したでしょうか。
私の欠点、自分の作りたい理想を言葉にするのが得意ではありません。頭の中に常に考えている問いって、わざわざ言葉にする必要がないかなとか思っちゃって。なんか「言わないでも分かってくれるでしょ」「察知して汲み取ってくれるでしょ」といった甘えた気持ちが多かったようで。
クラウドファンディングをすることで、時には口に出して想いを伝えることがいかに重要か実感しました。
今月は本撮影1ヶ月前とあってひたすら映画の構成、台本、撮影のテクニカルな方法、ロケーションプラン、インタビューリストなど考える毎日。今日は私が考えている映画のビジョン・ミッションについてシェアします。
イビサとシュルレアリスム 非現実的な夢や幻想のユートピア
Ibiza and its Surrealism
We are making a documentary about Jon Sa Trinxa and the community around him infused with the spirit of surrealism I've found each time I've visited Ibiza.
Surrealism is not an exploration of a wholly separate reality, but of a version of reality that is intertwined with the everyday.
There is no clear border between our world and a surrealist's. They overlap everywhere the inexplicable leaks into the mundane; when waking life feels like a dream; when the path we walk every morning becomes shaded with the mystical; when for an instant we don't recognize ourselves in the mirror.
Jon's music is full of entrances to the surreal, and it always reminds me of the impact the surreal can have on our lives.
2011年ダリの故郷へ旅をしてから、その根幹となるシュルレアリスムという思想に共鳴します。
”映画の映像表現は、1920年代において、ロシア・アヴァンギャルド、ドイツ表現主義(ダダなど)、フランスのシュールレアリスムなど、ヨーロッパで同時多発的に勃興したアヴァンギャルド芸術の運動の中で、次々と革新的な表現が行われ、表現の幅を広げていく。(中略) 映画は、アヴァンギャルド芸術との関わりの中で、非現実的な夢、幻想、虚構の世界を描くことができるようになっていったのであり、またこれらの映画は、映画の本質が、現実ではなく、夢であるということを見せてくれたのであった。”
引用helpline 2008年<http://d.hatena.ne.jp/helpline/20081017/p1>
シュルレアリスムは、夢と幻想の世界が日常の合理的な世界に結びつくように、意識と無意識の領域を完全に再統合する表現手段。それは論理的ではなく、心理的な無意識の思考プロセスによって決定されるもの。
この思考は私が作る映像という成果物だけでなく、制作過程にも現れるようになりました。シュルレアリスムに作る=説明的でなく感覚的に作るというように。
撮影の舞台イビサは、上記シュルレアリスムのメソッド(不条理・無意識)を表すのに完璧な非日常の楽園。意識や夢、偶然などを重視したシュルレアリスムの思想は、主人公ジョンの度重なる偶然の果てのDJ、そして彼のバレアリックな音楽感を表現できると思っています。
イビサの本質は現実世界にはなく、夢のような空間にあると信じて。
この映画はノンフィクションのドキュメンタリーだけど、フィクションのように
実話を、寓話に見せたおとぎ話のようなストーリーへ
そんなことを考えています。 今日はサウンドスタッフとの打ち合わせがあるので、もう出なくてはなりません。
またじっくりお話ししたいと思います^^
リリ